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生花アートフラワーユミ

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生け花個別レッスン@福山

今更ですが・・・
胡蝶蘭専門店花むら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、本日は友人のご自宅で、個別レッスンをさせていただきました。

 

今回は、昔生け花をされていたお母様が、
今は利き手が不自由で、生け花からは遠ざかっておられるとのこと。

 

そんなお母さんに、ぜひとも生け花を楽しんでほしいという
優しいお嫁さんからのご依頼です。

 

ご結婚前は、親せきのお姉さん達と一緒に、生け花を習っておられたそうで、
「最初はとても嫌だったけど、だんだん楽しくなってね」とお母さん。

 

結婚してからもお花を続けたかったそうですが、嫁家業が忙しく、
いつしか生け花とは疎遠に・・・

 

そんな話しを聞いたお嫁さんが、もう一度生け花を楽しんで欲しい!と
「片手でもできますか?」と相談してくださったのでした。

生け花5

今回は、利き手を使うことが難しいということでしたので、
剣山を使わないでも生けられるものを考えました。

 

昔、生け花をされていたということなので、特に花器などは準備せず
お宅にうかがいましたが、沢山花器がありましたので、ご自宅の花器を使用。

 

「お母さん、長さはこのくらいですか?」と、
お嫁さんがお母さんの利き手となり、花を切る係。

 

お母さんも「先生入れてください」と言われましたが、
サポートしながら、できるだけご自身で入れていただきました。

生け花1

私のモットーは「ご自身で」「自由に」ということ。

 

上手、下手ではありません。

 

自分で決めて、自分で入れる。
ご自身の好きなように、ご自身のイメージで、楽しんでいただきたい。

 

それは、どんなレッスンでも忘れたくないですね。

 

今回は、息子さんであるご主人も参加してくださいました。

 

これは、お嫁さんの計らいです。

 

母と息子の関係は、いくつになってもぎこちないもの。
リラックスしてコミュニケーションをとることは、難しいものです。

 

そんな二人を気遣って、お嫁さんは、お母さんの裏方に徹し、
ご主人にはお母さんと一緒に、生け花を楽しんでいただきたかったようです。

 

そんなお嫁さんの気遣いもあって、とても和やかに楽しい時間となりました。

生け花2

利き手が使えない状況で、難しい作業だけれど、
お嫁さんが切って、お母さんが花器に入れる。

 

入れ方の基本は伝えつつも、息子さんと一緒に
花を分け合いながら入れていく。

 

今回の個人レッスンは、私にとっても、とても良い経験でした。

生け花4

お母さんの話しを聞きながら、亡くなった私の母を思い出し、
母と重ねながら「良い仕事につかせてもらったな」と、実感しました。

 

今回は、特に「春らしさ」を意識した花を選んでみました。

 

ゆきやなぎ
アイリス
菜の花
カーネション
シンビジューム
ドラセナ

今朝、趣味のスロージョグの途中にみかけたゆきやなぎ。

春らしさと、少しでも長持ちするお花を、ということで選んでみました。

今回のように、さまさまな環境や条件でも、
お花を楽しんでいただくことは可能です。

お気軽にご相談ください。

自由に、想いのままに、楽しみましょう!

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